このレビューはネタバレを含みます
1/19山形フォーラムで「ティル」を観てきました。
エメットティル殺害事件初の劇映画化ということなのでとにかく辛い映画でした。1950年代の話なのですが、現在のアメリカでもある差別意識についての映画でした。また普通の黒人の母親が公民権運動の闘志になっていく話でもありました。そして「エメットティル反リンチ法」が成立したのが2022年だという事実は驚愕でした。最後にメイミーがする「ミシシッピで起きた黒人殺害事件を自分ごとと思いませんでした。」という演説は、世界の戦禍の子供達を自分ごとと捉えていない私たちへの警鐘でもありますね。
