ゆう

TAR/ターのゆうのネタバレレビュー・内容・結末

TAR/ター(2022年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレ注意です








後半、なんで主人公のルーツや背景と全く関係ない国を出してきたんだろう?アジア系の指揮者が死に物狂いで努力して…っていう設定なら分かるけど、なんか都落ちの舞台にだけ使われているような気がして飲み込み切れなかった。

ううん、でもこの映画で一番好きなシーンは、アジアの国の街角のご飯屋さんで、リディアが真摯にスコアを読み込んでるところだな。

Blue Jasmine同様、ケイト・ブランシェットのブランドを利用していて面白い。ケイト様のあのラグジュアリーなキャラはもう一周回ってネタ化してるのね。

「ケイト様とクラシック、そしてハイセンスな映像美…好きな要素しかない、観に行くしかない!」と意気込んでた自分が少し小っ恥ずかしくなった。メタ。

本編とは関係ないけど、ケイト様が最近この映画についてメディアでインタビューされるなり「ドイツ語と指揮、ピアノを勉強しました」みたいなやり取りに必ずなっていたけど、それ自体がこの映画のブランディングというか、ある意味でのマーケティング、映画の最初の2/3のための誘導なのかな〜と感じた。考えすぎ?
ゆう

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