SHU

TAR/ターのSHUのネタバレレビュー・内容・結末

TAR/ター(2022年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

いやこれはね…
俺結構好きかもしれない。

ケイトの演技えっぐい。

始まっていきなりの黒人学生とのやり取り。あの部分でケイト演じるターの何となくの性格とか佇まいがわかる。そこをどう見るか。俺は完璧でかっこいい人間に見えた。バッハは女性差別をしていたので、聴きたくないという学生と、それでは知見が狭まると言うター。昨今(に限る話ではないが)薬物やその他犯罪によってアーティストが逮捕される度にSNSをはじめとする様々な場で話題になる内容。いち音楽好きとして、とても興味深く感じた。学生の気持ちもめちゃくちゃわかるし、ターの言い分もめちゃくちゃわかる。

結論俺はターのことがとても気に入った。だから、ターが演者に厳しく要求したりしてもプロの世界だし、ターはすごい人(無知すぎて知らなかったけど、ベルリン・フィルの首席指揮者ってガチですごいのね…)だからこれくらい言うだろ、って思ってた。チェロの女の子のことが好きなんだろうな…ってシーンもターには既にパートナーがいるから浮気になるのに、なぜかこの映画ではそこまで不快になることなく。だからターがチェロの子に裏で悪く言われてたり、告訴されたことが悲しかった。天才には天才の悩みがある。

一緒に見た友人は俺とは真逆だったようなのでそれこそ、一緒に見れてよかった、感想を交わせてほんとに良かったなって思った。

ラスト、自分が序盤に二流指揮者だと言っていたゲーム音楽(モンハンらしい)の指揮者になってしまっているのは悲しくも、なんとも言えなかった…


ただ、映画を通して、多くの指揮者やクラシックの曲名が当たり前のように出てくるのでそこに疎い自分にはなかなか厳しく、完全に100楽しめてないだろうなという気持ちもあってそこは悔しい笑






てか、ターって夕一(ゆういち)って書いてもバレなくね?

ター
夕一
ター
夕一

はい、どれがどれだ?!
SHU

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