りーん

TAR/ターのりーんのレビュー・感想・評価

TAR/ター(2022年製作の映画)
3.5
自分には高尚で遠い世界のお話だった。
常に音に囚われているようで、それは本当に聴こえている音なのか困惑する。
地位と権力から感じる傲慢さは次第に周囲の人を遠ざけていく。
殴られただなんて、なんだか滑稽に感じてしまった。
音楽に真剣なのはすごく伝わってくるのに...「あなたは悲しい人」って的を射ていたのかも。
あの指揮者台にターは何を思うんだろう。転落や失墜というより、あらゆるものからの報復みたいに感じた。
こんなにケイト・ブランシェットをがっつり見たの初めてだったかも。めっちゃ喋るし台詞長ッ!てびっくりした。ドイツ語もすごい。
あと助手の方、絶対知ってるこのお顔...と思ってたら「燃ゆる女の肖像」の方だった!
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