ルル

TAR/ターのルルのレビュー・感想・評価

TAR/ター(2022年製作の映画)
4.0
主人公のキャラクターが良くて面白かったけど前作の『リトル・チルドレン』の方が好き。今作はそこまで物語の続きが気になるものではなかった。ただ、ラストが受け手によってポジティブにもネガティブにも感じられるものとなっていて凄い。正反対の感情を持つラストは作ろうと思っても中々作れないと思う。
音の辺りは映画『メモリア』を思い出した。

他のユーザーの感想・評価

オーケストラの専門用語が多過ぎて終始ちんぷんかんぷんなのですが、指揮者の転落していく姿が言っちゃ悪いですが、面白いです笑
あんまわかんなかった笑
長かった〜〜〜〜!!!!

始まった瞬間に耳鳴りになった上、最初のインタビュー超つまんなくて最後まで全然入り込めなかったな〜😞
でもそのあとターが何人か話すところはフーム🤔と聞くことができたので単純にあのインタビュワーとのやりとりが退屈だったのかも。
耳鳴りようやくおさまったな〜と思っていたら物音のくだりがあって、私の耳鳴りは本当に耳鳴りだったのか…?とよくわかんないことになってる。
マックスとの一連のやりとり、すべての流れから動きまですごかったな…
マックスが最後に吐いたスラング…うおおおそう来るか!と。

演奏シーンがあまりないと聞いてはいたけど、本当に少なくてびっくり。😂

ケイト・ブランシェット超かっこよかった〜
彼女の引退作になりそうって話には納得。
今回はあまり好みじゃなかったけど、評価が真っ二つにわかれる系の映画は大好きなのでこの手の意見分かれる系はドンドン話題になってほしいところ。
耳鳴りもひどかったし観終わったら頭痛がひどくてすごく疲れた。映画中に体調悪くなるのノマドランド以来だ。

音楽の知識はまあまああったため、幸いなことに話自体はついていけた…といっても人名はバッハとかベートーヴェンくらいしかわかんないけど😂
kiii

kiiiの感想・評価

3.8
ケイトブランシェット好き。

前半が後半への大切な布石とはいえ長かった。
疲れて行ったのでウトウト。

もう一度みよう。

後半は怒涛。
mimiko

mimikoの感想・評価

3.0
大画面で見るケイト様が美しゅうございました。
スタイリングが好きで真似したくなる
SMS絡みの話、現代だなぁって思うけど思ってたのとは違った。
なやみ

なやみの感想・評価

3.6
人生のターニングポイントって割りと日常の中にあるよね 伏線の鬼

このレビューはネタバレを含みます

バンダの隣に彼女の姿を見た時ゾッとした。

事前情報ほとんどなくて観てよくわかんなかった。んだけど、あとから解説とかレビューとか観てたら何となくわかってきた。
かと言って事前情報入れてから見た方がいいかというとそうでもなくて、わかんない感覚のおかげで怖さを味わえた。

ラストの捉え方は割れるようだけど、私は前向きだと思った。虚栄心や余計な自尊心から解放されて、自然体で音楽をしているように見えた。

……やっぱりバンダの隣に……怖いよ、怖いこわい!
Roidy

Roidyの感想・評価

3.7
クラシック界で相当な権力を持ってしまった作曲家&指揮者であるTARがその権力を失う過程を描く。

このエンディングはハッピーなのか否かという点で色々見解があるようだが、私としてはこれで良かったのではないかなぁと思う。ハッピー、とは完全には言えないかもしれないが少なくともバッドエンディングではないよな、と。
Dio1063

Dio1063の感想・評価

3.0
ケイトブランシェットの鬼気迫る演技が圧巻でした!✨
しかし、わたしには全くわかりませんでした!😅💦
皆さんのコメントを参考に自分なりに考えてみたいと思います!🙂
退屈だった。90分に纏めて欲しい。
ターが指揮するオーケストラをまるごと1曲聴けなかったことが不満。
なんだか、よくあるような展開でターが転落していく。
ラストは悲惨すぎる。
犬たろ

犬たろの感想・評価

4.7

このレビューはネタバレを含みます

緻密で巧妙な脚本が
物語の半歩先を照らす

観客の私は心導かれる

孤独で傲慢で繊細な
マエストロの狂気的なタクト

観客の私は心踊らされる

身から出た錆が
不協和音をもたらす

偉人たちのレコードを
何食わぬ顔で足蹴にする
驕り高ぶる利己主義

周りの人間の厚意を
踏み躙る不義理の数々

若き乙女の才能に
現を抜かす
思慕の念を寄せて
身を焦がす

辿る道は
崇高とは程遠く
自ら破滅へと歩む
それは想像に容易く

落魄れて知る
傲り高ぶる自惚れ
然れど枯れぬ
音楽への慈しみ未練

腹を決める

毒にも薬にもならぬ
者には決してならぬ

巧拙を問わない
隔たりなどない

どれだけ優れた
資質や才能があっても
一人では何も成し得ない

好きこそ物の上手なれ

これぞ戒め

p.s.

映画館の音響と暗闇と
素朴で卓越した物語に
飲み込まれる感覚

これぞ至高のひととき
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4.2

このレビューはネタバレを含みます

ゲームをしたことないけど監督で観た。ゲームを知らなくても問題なかった。
序盤の部屋から車内に、終盤の車内から部屋に移行するのが対となっていて好き。
音楽で集中する主人公→師匠に最新の音楽機器をプレゼン
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古典児童文学な雰囲気があった。冒頭の映像、終盤のセリフが好き。どこか寂しくなる映画。

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3.7

このレビューはネタバレを含みます

人を見せなくても緊張感のない救命隊でどうなったのか分かる見せ方が印象的。

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.7

個人的に始まりから好きな作品は最後まで良い作品が多い。始まりやラスト、就寝、対峙する少年など好きなシーンが沢山あった。
子供たちの空気感がドキュメンタリーみたいで凄い。