このレビューはネタバレを含みます
全部共感出来ると言えば嘘になるけど、ターの気持ちが痛いほど伝わってきて見終わった後はしんどかったから結構感情移入してしまってたんだと思う。
ケイト・ブランシェットの演技がすごく自然で引き込まれてしまったから、ターが実在していてドキュメンタリーなのかもしれないと錯覚してしまったからかもしれない。
ターは嫌な人傲慢な人として描かれているのに、何故か全てを嫌いにはなれない。
あの終わり方は、再び指揮が出来るという前向きな捉え方ともとれるし、指揮者が主役のように振るっていたターも脇役になったともとれるし、人によって意見が割れそうなのが面白い。