ずっとずっと気になっていてやっと観ることができた
余計な説明やナレーションもなく淡々と進んでいくけど、何気ないところに意味がある不思議な映画だった
逆に説明が少なすぎるが故に難しいと感じる人が多いっていうのもあるんだろうけど
カメラワーク凄いオシャレ
空間を使うのが上手い
カメラは固定なのに部屋の遠くの方で何をしているのか理解できるのがよかった
けっこう引きのショットが多いのがよかったのかな
ターがピアノを1人で演奏するところとか
言うまでもなく有名な女優ケイトブランシェットは、本当の音楽家、指揮者に見えるくらい素晴らしい演技だった
観る前はセッション的なストーリーなのかと思ってたけど、全く違った
音楽、オーケストラ、クラシックをテーマにした難しい映画というわかでもなく、日常起きる些細な出来事や人間関係が、誰にでも当てはまるテーマな気がして感情移入できるところが多かった
あと、小さい生活音が気になるところとかはけっこう共感できた
最初の講義するシーンの長回しワンショットも凄かった
後々それが悪用はされてしまうけど
やっぱり最後、全てうまくいかなくなるところとか、挫折を味わうところとかはアメリカ映画お決まりだなとは思った