いやあ難しい映画だった。
多少はクラシック音楽の知識があった方がより深く楽しめるような気がした。
まず何が気になったかって、ケイト・ブランシェットの字幕。
わざわざ男性っぽく訳す必要あるのかな?
すごい違和感だった。
男社会で女性初の指揮者という設定に、男性役のレズビアンを配する意味がわからない。
しかも昭和のおやじっぽいセクハラパワハラの嵐だし。
そういう”男性”じゃなければ所詮は務まらないのですよ、と言わんばかりだ。
よくある普通の夫婦喧嘩を見せられてもねぇ。
ターがもっと壊れていくのかと思ってた。
意外に「あ、そのへん?」て感じがして。
悲壮感がないというか。
なりふり構わずしがみついた感はあったけど。
最後の設定はどうかと思うけど、その世界が好きな人には「堕ちた先がそこなのかよ!」って言われそうだなと。
立ち直りとしてはすごいとしか言いようがない。