こんな難しい映画だとは思ってなかった、、
解説が欲しいシーンがいくつもあったが、まさにケイトブランシェットの為に作られた映画で、圧巻の演技。とにかく魅力的でした。レズビアンという設定上、字幕も中性的だった。
昔クラシックピアノを嗜んでいたので、馴染み深いワードがたくさんあったし、指揮者という仕事の裏側だったり内情が垣間見えたようでその辺りは面白かった。
カリスマ性溢れる成功者が権力を勘違いしてやらかし、社会的制裁を受けるというのは古今東西世界中で起きてる事象。月並みなストーリーではあるけど現代のSNSの拡散、キリトリフェイク動画などの怖さもしっかり反映されていた。
ここからはネタバレ。
失脚した後、国を変えて都落ちしてまた活躍の場を見つけられるのも実力だよ、それもしようとしないで落ちぶれていく元カリスマもいる。ターの再生と巻き返しの続編も見てみたいと気もするが、もっとシンプルでいいわ。。
隣人の大家や、オルガを追いかけて顔面強打するまでのくだりなど、何かの暗喩なんだろうけど謎シーンがあり、咀嚼できなかった。