湊健一郎

女子高生に殺されたいの湊健一郎のレビュー・感想・評価

女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)
3.5
【ド変態ロリコン映画ではない。】

巨匠、古屋兎丸先生原作。
原作は未読。
城定秀夫監督、公開中の『猫が逃げた』も好評ですがこちらも異色ですが楽しめました。

『女子高生に殺された』性癖ド変態のロリコン映画かと思って観に行きましたが反して、『性』ではなく『生』に向き合った作品の正統派なミステリーサスペンス。
そういう意味では下心ありで観にいくと肩透かしをくらいます。笑

田中圭扮する教師はオートアサシンフィリア(自分が殺される状況に性的興奮を覚える性的嗜好の事。)という性癖を持っていて生涯を自身の目的追考にあてるという内容。

病気の一種ですがそれが何故が美しく儚く感じたのは田中圭だからの演技の賜物でしょうか。

そしてなんといっても、以前から注目している、南沙良さん。
最近話題作に出演相次いでいる河合優美さんの演技が素晴らしく美しい。
間違いなくネクストブレイクも時間の問題だと思います。早く見つかるといいなぁ。

いろいろ書きましたが、
田中圭みたいな先生みたいなイケメンがきたらみんな女子高生は好きになるだろうな。というおもいと、大島優子の保健の先生は可愛すぎる件、

どうせ殺されるなら、どこぞのおっさんに殺されるよりは、そりゃかわいい女子高生に殺され方がいいな。
という思いには男として理解はできました。笑

かわいいキャストが出てきて複眼でしたが学園ミステリーが好きな方は是非。

本編最後に古屋兎丸先生がペンタブで描いている過程が特典と観れるので席は立たずに。
湊健一郎

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