第二次世界大戦中の1943 年。イギリスはナチスドイツにシチリアへの進軍を悟られないよう、とある作戦を講じた。それは“イギリス軍がギリシャ上陸を計画している”という偽造文書を持たせた死体を地中海に流し、ドイツ軍の目を欺くという奇策。戦況を左右する欺瞞作戦は成功するのか···?
実話であることにビックリ!戦争映画ですが机上の戦いであるため会話場面がメイン。以前観た映画「パリよ、永遠に」を思い出しました。
偽装死体に設定を盛り込んでいく様子が見ていて楽しい。戦況を左右する重要な作戦ですが、小説のキャラクター設定を練るような様子にちょっぴりワクワクしてしまいました。
"偽装死体が作られるまで"だけでなく作戦実行後の様子が描かれているところが好き。
作戦に関する話だけでなく、内輪揉めや恋愛模様の描写がありましたが、個人的には中途半端な印象でした。恋愛描写はなくても良かった気がします。
鑑賞後、Wikipediaなどでミンスミート作戦についての情報を読みましたが、映画で描かれてない情報も面白い!
個人的に特に興味深いと思ったのは、ミンスミート作戦の成功以降、ドイツ軍は発見した真正の書類も無視するようになったという後続作戦への影響に関する記述でした。
史実ベースだと、付随情報や映画との違いについて調べられるのが楽しいです!
2023-55