元カレのストーキングから逃れるべく、新しい部屋に転居した女性（北川絵美）が、室内の異変を察知していく。ストーキングの連鎖に見舞われる女性の顛末を描いている、レジェンド・ピクチャーズのOV作品。

泥沼化した男女関係の真っ只中に置かれているヒロインが、新居の不穏な空気に慄きながら、性愛ドラマを展開させる。ピンク映画の大御所・片岡修二の監督作であり、リドリー・スコット監督の同名作品とは、いっさい関係がない。

浮気疑惑がある彼氏、ヒロインに首ったけの元カレ、友人カップルという顔ぶれが、ヒロイン宅に訪れて、スッタモンダのセックス劇を繰り広げる。ベッド下に侵入していたホームレスの女が、一部始終をヒロインに聞かせて、諭させる展開が面白い。

終盤に入ると、侵入者とは別に盗撮犯がいることが判明。室内に盗撮カメラを設置した犯人は、これまでの登場人物を整理すると、すぐに分かる程度。全体的に、ベテラン監督らしい、手堅く製作された低予算作品という印象。