2022年劇場1本目
「偶然と想像」にも連なる印象的なズームショット。
濱口監督との対談の中で、野原監督が「ホン・サンスの作品を見てやりたくなった」と言っていた(濱口監督は「僕はそこまで素直に言えない」と言っていた笑)
他にも、リアリティラインを飛躍させる力がある、とか現場の製作者たちのテンションが少しだけ上がる、とか、そんなことを言っていた。
濱口監督は別のインタビューで、ある種の飛び道具的な性質があることは認めつつ、全く異なる2つの場面を「連続したものとして」、カットを割らずに撮ることができる、とても「合理的な」撮影手法であると語っていた。
(「偶然と想像」第一幕が上記の言説を最もわかりやすい形で補強してくれるものだろう)
