不器用が故に
単独で挑む
神々の領域に
覚悟なのか
懺悔なのか
気付けば
亡くした友を
背負い
氷壁に
爪を立てていた
_____
夢枕獏原作の
長編小説が大好きで
邦画の実写版も
劇場で観ました
今回はフランス産の
アニメーション
セザール賞受賞作
思ってた以上に
良くできた作品でした
原作を映画化するには
ボリュームがあって
まとめるのが難しいと
実写版を観て思っていましたが
このアニメ版も
実写版と原作の切り取り方が
似ていました
深町のマロリー初登頂の
ミステリー要素が
中心になっているのですが
個人的には
羽生の生涯を賭けた登頂こそ
この物語の核だと
思っているので
原作ファンとしては
物足りなかったです
息を呑むような山容を
アニメで表現する斬新さ
作り手の意気込みが
伝わってくる作品でした