答えの無い、哲学的な話を映画化する所が欧州っぽいな～と思った。日本人原作なのにこういう大人な内容のアニメが日本制作じゃないのが少し悲しい。
登頂の描写と音の相乗効果で自分自身が雪山にいるような気持ちになる。 私は何故わざわざ苦しいことしに山に登るの？って思ってる人間だが、山の映画を見るのは大好き。 見ていて実写の山岳映画同様、スリリングなシーンで手汗が出たのでこの映画は成功だと思う。
ただ人物の作画が似てて、誰が誰だか分からなくなる時があり困った。向こうの人から見たら日本人の顔なんて全員同じように見えるのかも知れないが、もう少し顔に差を付けて欲しかった。
こういう山岳モノ見てると思うけど、自分の名声の為に登る人なんているんだろうか？ 当初の目的はそうだったとしても登って行くうちにそんな事どうでもよくなって行きそう。ただ生きて山に登ってる今がすべて、そんなシンプルな境地になるんじゃないかと思った。
