富士山

アンネ・フランクと旅する日記の富士山のレビュー・感想・評価

3.0
「戦場でワルツを」は2回見たはずなのですが、オチを覚えていません。こちらはアンネの日記が祀り上げられて、込められた内容も想いも無視されているというテーマもメッセージも明瞭で、忘れようのないものでした。そして、オチが覚えられない理由も何となくわかりました。現実を扱っているのに、表現が抽象的記号的なのです。ファンタジーを扱うので、カートゥーン的なスクオッシュ&ストレッチを採用したアメリカと、リアルを扱ってデッサンやパースに正確な映像を採用した日本とのどっちつかずで、リアルを扱ってファンタジーで表現する演出を採用しているから、テーマがぼけて記憶に残らない。
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