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アンネ・フランクと旅する日記のtowakoのレビュー・感想・評価

3.8
アンネの日記の最後のモノローグが彼女の終わりではなく、それから7ヶ月間収容所で苦しみながら生き続けていたことを知ってもらいたいという監督の想いが、親友の死を知ったキティーの涙とともに刺さる。
アンネ、キティーそれぞれの視点でドアを開けるシーンが度々あり、その対比が心に残る。隠れ家の部屋のドアの向こう。難民たちが寄り添って住む部屋のドアの向こう。収容所のドアの向こう。
現代も戦争は起きていて、子どもたちは救われない。変わらない世界。沈む…
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