このレビューはネタバレを含みます
・地域の雰囲気を過度な装飾なくそのまま描いてるところ、それが映画の世界観や主人公とあってるところがよかった
・性的暴力・性犯罪の被害者が声をあげても証拠がないと認められない現実、そこから大被害者が集まり経験をシェアすることで抗議や擁護の幅を広げていく、というフェミニズムの流れが可視化されたような作品でよかった
・ジェンダーの枠組みに捉われず被害者を設定してるところがよかった
・クラス(金持ちと貧困者)の力の対比が可視化されていてよかった
・自分は心のどこかで言いつけを守らず結局酒を飲んでしまった主人公も悪い、というようにも思ってしまっていたので、自分の中のネオリベラルな思考に気づけた。社会的にもやはり被害者を責める的な風潮をみせる現代が描写されててよかった
・結局主人公が先走っていただけか、、というように見せかけて展開が変わっていくところが良かった
・主人公がめちゃくちゃ優秀とかいうわけでもなく、等身大に描いているところがよかった。自分のことは疑わずに他人から白い目を向けられても謝りはしないで追求しつづけるいうところが良い意味で筋が通っているし、強さがあって良かったと思う。だからこそ自分の身に起こった出来事を臆さず怖がらずに発言して他の被害者達の協力を得ることができた。フェミニズム運動の率先者として手本になりそう！でも主人公に対する好き嫌いは分かれるのかな？、
・家族の反応もリアルだな〜、と！やっぱりお父さんみたいな反応が主流であることは否定できない気がする
・結局SNSの写真は主人公がアップしたんですね？
・黒幕がどうやって薬をいれたかの説明とかはないんですね〜、権力と金をもっていたとしても、そんなにいろいろ手配したりもみ消したりできるほどの人間みたいな描かれ方ではないような？と思ってしまう、少し
・黒幕のイカれ度みたいなのは良く伝わったけど、描写はちょっと雑だったかも
・主人公の幼なじみ？みたいな人、はっきりしないな、、黒幕が怪しいってそうそうに気付きそうだけど、言わなかっただけか？
