いくえにも
２回観ました。
最初に感じたのは違和感。
だんだんとなんだか不気味さを感じていって、最後に感じたのはなんていうか切なさと穏やかさが混じった暖かい様な変な感情でした。
内容は観た人に解釈を任せる感じで、観る人それぞれによってとらえ方がまったく変わってくるのかなーという印象です。
幸せのカタチなんて本当に人それぞれ。その人にとって何が幸せなのかなんて他人からは絶対にわからないもので。
周りから見るとおかしくて、どんなにいびつな形でも、当人にとってはそれが正解の形で、そうすることでしかこの世界で生きていけない。そういうことって割と世の中にはあるんだよなーと。
この４人はこうやって「家族」として毎週土曜日に集まって一緒に唐揚げを食べて笑って同じ会話をすることで、一週間の残りの日曜日から金曜日を生きていけてるんだろうなと。いくえにも同じことを繰り返して、いくえにも嘘を重ねて、いくえにも思いを重ねあって、それがこの人たちには必要なんだろうなと。
村上虹郎さんの演技とてもよかったです。
もう何度か観たいと思える作品でした。
