カネンライダー

仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダルのカネンライダーのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

なんか終わった気がしない。多分信じたくないんだと思う。

ストーリーは2021年に800年前の王と復活したグリードが支配する世界に突然復活し、王を倒すために火野映司と協力するという...というお話。

 まず、この作品は丁寧に扱わなければならない作品だと思った。オリジナルキャストが揃って、しかもちゃんとした続き(終わり)が作られることがありがたい。

 映司視点じゃなくてアンク視点だったのが新鮮だったし、その方が登場人物たちが説明しやすいし、あの展開・結末にすることまで全てが上手くいっててすごかった。
 次に映司の演技について。最初に登場した時から感じる違和感と回想と終盤の精神世界、ラストシーンに登場する本当の映司の演じ分けがめちゃくちゃ難しいはずなのにそれをやってしまう渡部秀さん恐るべし。
 アンクを復活させることの代償として映司を殺してしまったのは少し納得いっていないというか苦しいが"完結編"にするにはそれしかないし、死に際が少女を助けてその命を守ったからというのが映司の最初と最後としてせめてもの救いだった。
 パンフレットに書いてあった、この先にあるアンクが未来からやってきたアンクだというのがもう1度あの映画を観たくなった。
 あとは、なぜ王が今更になって復活したのか、王に吸収されてくグリードたちのメダルが明らかに少ないのに完全体なのかだけが疑問に思った。あとドクター真木が消滅したという扱いになっているのに他のグリードが復活できているのかも。