枠

評決の枠のレビュー・感想・評価

評決(1982年製作の映画)
3.5
・時々、何を信じればいいのか分からなくなる。依頼者の望まぬ裁判は、一体誰のために。
・詰んだ状況でもギャルヴィンは足掻き続けた。その原動力は意地。開き直り。でも、そのさらに先にあった原動力はギャルヴィンの正義であり、最後に陪審員を動かしたのも結局その正義であった。
・最初、全くギャルヴィンに感情移入ができなかった。いけすかない野郎だからだ。でも気付いたら、信じられないくらいスッと彼の成功を願って観てる自分がいた。これこそが彼という人間性の「成長」を物語っている。
枠