filmarks試写会で鑑賞。
多分殆どの人がこの映画を「聴覚障害のハンデを背負って戦う女子」の姿に感動するんだと思うけど…僕はボクシング経験者で現在も格闘技に情熱を注いでいるタイプなので全く違う視点でした。
実際プロと名のつく格闘技はハンディキャップなんて数え始めたらキリがない世界。
身長体重パンチ力動体視力等…身体スペックの差を言い訳になんてできないんですよね。
厳しいリングの上の戦いにおいて、それは数あるハンデのひとつでしかないと捉えて鑑賞してました。
そこではなくて、この映画の本質は迷いながらも挑戦を選ぶケイコとそれを支えるジム会長(三浦友和)やトレーナー、所属する選手、家族みんながそれぞれを支え合いながらそれぞれが必死に戦っている姿を映し出した部分にあると思うんですよね。
性別や身体的ハンディ、老いていく人生とかそういうのを超えたところにある「戦い続ける者」にしか見えない景色。
今世の中は色んな戦いで溢れかえっているけれど、三宅監督は戦い続ける者にエールを送りたくてこの作品を撮ったんじゃないかな。
試写会が終わった後のトークショウの内容があまりにもかけ離れてて、乗り換え駅を乗り過ごしそうな勢いでレビュー書いてます✍️
【追記】
仙道敦子を演者としてまた観れた事にも感動🎬
ピリピリとした緊張感の中で柔らかな空気感を醸し出す声に癒されました。
