『この岸井ゆきのがスゴい！ 2022』第1位の映画でしたね〜。
自分は基本的に、映画を脚本的な視点で観るほうですが、久しぶりに、演出視点でいいな〜と思う映画でした。主人公のケイコには決して届かない『音』を、敢えて静けさを際立てるために差し込んでいるような使い方がとても印象的でした。
ケイコの周りの人たちも、不自然にいい人過ぎず悪い人過ぎず、いい塩梅のキャラクターが多くて、観ていて少しクスッとしたり少し悲しくなったりの優しい映画でした。
本作中では数少ない、岸井ゆきのの華やかな笑顔が観られるシーンの、意味を考えるとハッとさせられます。いい映画だったなぁ。
