岸井ゆきのさん……
凄かった、めちゃめちゃカッコいい。ボクシング映画はやっぱりずるい、カッコ良すぎる。”目”を澄ませるって表現がぴったりの映画。岸井ゆきのが本当に圧倒してすぎてて、戦うボクサーの顔と、友達とのカフェでの表情、仕事してる時の表情、本当に同じ人？ってくらい全部違うし、ほぼセリフない中でここまで感情を表現できるのはなんかまじで天才だなって思った。
聾者の世界はなかなか想像出来なくて、こんだけBGMなくして強調されてる環境音も一切聞こえてないと思うと凄まじいと思った。でも、それは何気なく使ってる手話が一切分からないのと一緒なんだろうし、あの字幕一切なしのカフェのシーンめちゃめちゃ印象的だった。
エンドロールがあまりにも良くて、あのエンドロールを観るための映画なんだなって思う。明確なラストを作らず、人生のある一部を切り取った映画のエンドロールとしてあまりにも完璧すぎてただただ凄かった。
静かだし、音楽の盛り上げとかは一切ないけど本当にアツい映画
