ハラダユウキ

ケイコ 目を澄ませてのハラダユウキのレビュー・感想・評価

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)
4.8
街中のなんだかわからない違和感は早々に腑に落ちる。
伝わりづらさを伝えやすくするため、マスクのその有効的な使い方はイヤリングの煩わしさをも輝せていて、灯色のコートもそう。
京成本線の高架下と試合のリング上、共に眩しくって怖さとは違った震え。

水筒の鈍い光はそばに無いけれど、地面とどこかの床に擦れて跳ねた音のラストはとっても綺麗で'耳を澄ませて'光の中で生きていた。
誰かの普段を’目を澄ませて'観れることの幸せ。
明日からまた跳べそうだ。