このレビューはネタバレを含みます
耳が聞こえないケイコがボクシングに取り組むリアルな日常。
表情だけで大雑把にしか伝わらなかった感情が、日記を通して垣間見えた時、けいこのこれまで伝わらなかった豊かな部分が見えて、少し彼女のことを知れた気がして、なんだか嬉しかった。
bgmが無い、この映画を見ていると、なんだかまざまざと現実を見せつけられているような感覚に陥った。でも一方で会長とシャドーをするシーンだとか、道具を撤去したジムで写真を撮る社員さんたちのシーンだとか、そんな日常で漂う空気感の心地よさみたいなのも得られて日常の良さも感じられるもんで。
会長の話し方とかあの感じなんか好き。