この作品は比較的フォロワーさん達の高評価が印象的での選択での鑑賞。
生まれながらの聴覚障害者の女性が主人公。弟とふたり、アパートで共同生活で暮らしながらプロボクサーを目指している。
東京下町の小さなボクシングジムで日々鍛錬を重ねながらリングに立ち続ける。
母親からは止めるように促されるがジムの会長の指導を受け続ける中、辞意を打ち明けられない。
そんな中、会長が脳梗塞の病に倒れジムの閉鎖が決まることに・・・・
主人公の障害により作品全編でセリフの少ない静かな内面描写の心理表現シーンで観客に訴えている。
周囲に降りかかる難点や障害に打ちのめされる事なく一日一日を生き抜いていく強さ。
岸井さんは最近注目を浴びる女優さんですが視線の先に求める姿を追う表現の強さを感じさせてくれると思います。