モンク・イン・ヨーロッパのgaugau2016のレビュー・感想・評価

何十年ぶりかでモンクのドキュメンタリーを観る。

前作にくらべると、ピアノの音が心地よく張り詰め、繊細に聞こえる。機材or天候の影響か。

（LPもCDもそうなのだが）アメリカよりもヨーロッパ録音のほうが知的な演奏スタイルのモンクには向いているように思う。

編集が今ひとつだが、1960年代のモノクロ映像にしては高品質で美しい。クセが強い立ち居振る舞いで定評のある「動くモンク」が見られるのもうれしい。

「モダン・ジャズの共有財産」として価値があるだろう。