こすけ

君を想い、バスに乗るのこすけのレビュー・感想・評価

君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)
3.9
妻を亡くしたトムが、最後の旅に出ます。バスで1300キロ。どんな目的でトムはゴールに向かっているのか。どんな人生を送ってきたのか。旅での出会いを通して人生の最後の約束を果たしに行きます。



ひとりぼっちなのに、ひとりぼっちではない。そこには寂しさや、悲しさが溢れているのと同時に力強い愛や信念を感じるロードムービーでした。オチはなんとなくわかっていましたが、SNSを通じて誰かに想いが届いて心の中でこれからも生き続けているのだと思います。エンドロールの最後の写真で涙がポロポロ。愛ってここまで人を魅了し、感動を与えるのだと改めて感じました。


全体的に、悲壮感のある作品ですが、映像とは裏腹に力強い愛を感じることのできる作品でした。



人生は乗合バスのように出会いが過去と未来を紡いでいく。
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