こころ

君を想い、バスに乗るのこころのレビュー・感想・評価

君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)
5.0
自分にとってはすごくいいタイミングで観られたので5点満点。それで評価するのはおかしいと思う人もいるかもしれないけれど、逆に映画は人それぞれタイミングによって感動は違うということを言いたい。だから、この映画はタイミングによっては誰にとっても満点になりえると思いこの評価にしてみました。

この物語は奥さんと小さな世界でずっと生きてきたおじいさんのお話。その小さな世界のおじいさんが大きな世界の主人公になっていくという発想はこれまでのロードムービーにはない面白さだった。主人公トム役のティモシー・スポールの熱演も素晴らしい。あまりに素晴らしすぎてどんな90歳のおじいちゃんが演じているのかと思ったら、まさかの実年齢に驚愕。映画の余韻をぶち壊してしまうほどだった(笑)。

映像演出、音楽演出、衣装、ロケーションの美しさなども巧みで上映時間も含め飽きさせないような作りになっている。
映画鑑賞を再開するにはとてもいい作品でした。
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