「ゾンビ大陸アフリカン」シリーズの監督が送る玉ヒュンサスペンス
殺人を目撃した主人公が岩壁で追いかけっこするおはなし
岩壁で追いかけっこ系のスリラーは「クライム・ダウン」や「デッド・クリフ」等々あったけども今作はめちゃくちゃシンプルで主人公一人延々と岩壁を登って逃げるだけという潔すぎる映画
ハラハラする岩登りシーンはもちろん最高なんだけども
追っかけて来る側のクソ野郎共のリーダー、ジョシュが最低のゲス野郎過ぎて最高でした
みんなジョシュにビビってて嫌々従ってる感じが嫌なリアル感あってよかった
この手の映画に付き物の開放骨折も見られるし満足出来る作品だったけども、中盤の岩登り追いかけっこよりハラハラ出来るシーンが無かったのが残念
このシーン以降、岩壁のへりだけで展開するのがちょっと勿体無い気もしました
原題がledgeだから狙ってんのかもしんない
あと、ジョシュの死に方はもうちょっと派手でも良かった気もしました
あんだけ話を盛り上げてくれたゲス野郎だったのであの退場の仕方はすこし残念
とはいえハラハラしっぱなしの快作だったのでパチモン全開の放題に惑わされずに観ましょう
中盤からずっと岩山のへりで話が展開するのでむかしばなしの「吉作落とし」を思い出しました
