山田ヨグ

N号棟の山田ヨグのネタバレレビュー・内容・結末

N号棟(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

実際に幽霊団地騒ぎみたいなことがあったのはあまり記憶になかった!

タナトフォビアっていう題材はとても良かったんだけども、私自身ああいう団体に対する偏見があるので、言ってること何も納得出来ないし物音もラジオもテレビも全部人の仕業で説明つくものだから、胡散臭さMAXすぎて、居座ろうとする主人公に感情移入出来なかった…
暴いてやろう!っていう気概なのかしつこくカメラを撮れって言ってるし、そこまで言うなら自分でやりなよって思うし、そもそもこの主人公の自己中感はかなり不快。冒頭の大学での会話もそうだけど、自分のやりたいこと話したいことだけ済ませて終わったらバイバイなの嫌いすぎた。相手の話一切聞かないし遮るので、ここまで嫌悪感覚える主人公って中々いない気がするw

これ途中からヒトコワの方か!って気付いた、幽霊の方だと思ってた()
霊描写が全くないってわけでもなくて、カメラに映ったパパとか、あれいるじゃん〜とはなった。でもしつこく飲まされたあの飲み物とか他の食べ物にそういう幻覚作用のあるものが入ってないとは断言出来ないので、やはり私からするとこの映画はヒトコワでしかない。
あの途中の謎ダンスも絶対ミッドサマー意識してるでしょ、ちょっと唐突過ぎて笑ってしまったけどもサジェストにミッドサマー入るわけだw

あと、まさかの百合NTRがあって驚いた。しかしお布団でのあのシーンはもう乱交レベルやんけ…
ただ、リーダーの女性の「死ね」は唯一少しだけ高揚した場面だった。最後まで物腰柔らかいのに言葉が少し乱暴なのは個人的性癖です。

最後は屈服したと見せかけてあの場にいる全員をぶっころENDで生き延びるっていう期待したんだけど、残念でした。
山田ヨグ

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