A24発ホラー映画です。この作品に限らずA24の作品(特にホラージャンル)は、かかる箱を選ぶなぁ～ってのが観終わった後の自分の第一声。
自分は地元の大手シネコンで観たわけですが、これ出来たら大手シネコンじゃなくてミニシアター。それもこの手のジャンル推しの箱、首都圏で言うなら渋谷のヒューマントラストシネマ渋谷とか、新宿ならシネマカリテとかシネマート新宿とか…まぁもう箱自体が無いですが望みが叶うなら渋谷にかつて存在したシアターＮなんかで観たら随分評価も違った気がします。
設定は特に新しくありません。老人が住む田舎のボロ家の離れを借りてポルノ映画を撮ろうとする撮影チームが惨劇に巻き込まれると言う、一歩間違えばホラーコメディになりそうな設定です。ただ小ネタが色々仕込んであって(しかも結構難しい)それにいくつ気付けるかがこの作品を楽しむ鍵になっている様ですね。
自分はこの時代(1979年)のファッションとかカルチャーが元々好きではないので、そこで少しマイナスでした。これはネタバレにならないと思うので書いてしまいますが、エンドロールが終わった後に結構長めのポストクレジットシーンがあるので、それを観てやっとニヤリとさせられた感。今から観る人はエンドロールが終わっても決して客電が付くまで席を立ってはいけません。
