■概要
1970年代、ポルノ映画の撮影のために3組のカップルが農場に訪れ、宿泊することになる。気難しい家主と痴呆気味の妻は共に高齢の連続殺人鬼だった…。
■感想(ネタバレなし)
1970年代は若い監督達が低予算で映画を始めるためにポルノから始めるという風潮を細かく描写しているため、ローテンポでなかなか進みが悪く感じた。
最近の流行りになってる老人が加害者方のホラーだが、モチーフになる最高年齢の死刑となった連続殺人の夫婦が実在するため荒唐無稽というわけでもない。
1970年代の映画インディーズからの作品群などや、他のホラー作品や映画をリスペクトしてるため、単なるホラーというよりもかなりマニアックな方向に触れている。
視聴後に公式の分析ページを見て評価が変わったため、あまり面白く感じなかった人も是非ご覧頂きたい。
■感想(ネタバレあり)
❌実際あった事件は76歳と69歳で1989年に12人のリストを作り流れ者を引き入れては殺してリストにXを付けていた
🌾悪魔のいけにえやヒルビリーに傾倒している感が強い
🚪手斧でドア破壊でシャイニングのワンシーンをオマージュ
🐊初めのワニに水着を引っ張られているブロンドが描かれた壁は後にワニに食われるシーンの暗示
🥛牛乳を飲むシーンのパッケージには行方不明者の広告があるが実際にそういうのはあるらしく、地下室のヒッピー死体のもの
👵一人二役でのおばあと主人公を行なっており若い頃を描く三部作を予定
映画の名前の由来は基の事件からや色々な意味を込めてそう。
かなりマニアックな映画オタクな作品となっていて単なるホラーとしてより隠れたミームを楽しむ作品となっているようです。
解説見ないでここまでわかるかよって細かいところも多いですが、なかなか楽しめました。
最期は心臓麻痺とショットガンの反動で自滅という結果の自滅具合が救いのある終わり方でしたけど…。
ばあさんの推定体重を30キロと仮定してもショットガンの反動であんなに飛ばない。避けれたということを考えると射角は上の方なのであんなに綺麗に飛んでいくはずはないかな。
まともに構えなかったとして骨粗鬆症状態なら腰骨あたりはいくかもだからいんですけどね。
