そのまる

オードリー・ヘプバーンのそのまるのレビュー・感想・評価

オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)
4.0
大スターであると同時に、1人の人として悩み苦しみ続けたオードリー。戦争を体験したからこそ飢えに苦しむ子供たちを助け、愛されなかった経験があるから沢山人を愛する。自分の苦しみをそうした利他的な行動に昇華していったというのが、彼女の本当に素晴らしい所だと思う。見た目だけでなく、知れば知るほど魅力的で憧れる存在だなと思った。
当の本人が私生活で苦しみ続けたというのが悲しいけど…。最後に良いパートナーと出会えたのが救い。ご近所の人と仲良くしていたというのも彼女の人柄の良さを感じた。

ユニセフでの活動に熱を入れていく姿は信念や強さを感じて格好良くもあったけど、先の細さもあってか鬼気迫るというか、追い詰められているようにも感じた。今のロシア・ウクライナの情勢を思うと苦しくなるけど、彼女が思い描いた世界に少しでも近付いていって欲しいし、彼女の想いを忘れないでいようと思った。

もちろんアイコンとしてのキュートな姿も沢山見れて眼福😊あまりに細くてビックリした。どの衣装も凄く素敵だったな。
映画としては作りがちょっと混乱するところもあったけど(話者が誰か分からなかったり、時間が前後したり)、良い作品だった。
そのまる

そのまる