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オードリー・ヘプバーンの雑種のレビュー・感想・評価

オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)
4.0
数年前に『ハリウッドコレクション:思い出のオードリーヘプバーン』を観た時に、「愛されるよりも愛を与えたい」と晩年をユニセフの活動に捧げた姿が印象的で、本当にこの人は俳優としても女性としても人間としても完璧だなぁとそれからずっとオードリーは憧れの存在(オードリーに対する憧れの種類って「こうなりたい」とゆう願望みたいなものじゃなくて、一人の人間として自分も「こうでありたい」とゆう景仰に近い感じなんだよな〜)だったけど、よりオードリーの心情に寄り添った今作を観て、やっぱり愛する人からの裏切りや挫折や悲しみを味わって幾度となく愛を失った経験は彼女にとって計り知れない苦しみだったんだなぁ、とすごく胸が締め付けられた。孫にあたるエマファーラーがオードリーの孤独を思って涙を流していたのには思わずもらい泣きしてしまった…。でもユニセフの派遣先でいつもオードリーに寄り添い優しく身守るロバートウォルダースの姿がとても素敵で、きっと繊細なオードリーの安寧の場だったんだろうなぁと思う。ちなみに、ハリウッドコレクションではロバートウォルダースや生涯の親友でもあるジバンシイ、ローマの休日で共演したグレゴリーペックとティファニーで朝食をで共演したジョージぺバードもオードリーとの素敵なエピソードや彼女への親愛を語っていてとても興味深いのでアマプラ入ってる人は併せて観るのがオススメ。

めちゃ個人的な嗜好の問題だけど、バレエのシーン(地味に長い)正直かなり退屈してしまった…。いくらオードリーがバレエダンサーを目指していたからって観客もバレエを求めているわけじゃないんよな…監督のエゴとしか思えんし、何より1秒でも多くオードリーの姿を写してくれやと思っちゃったよ
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