tomomo

マイ・ブロークン・マリコのtomomoのレビュー・感想・評価

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)
4.5
完成披露試写会にて。
永野芽郁さん、菜緒さん、タナダユキ監督、お三方ともかわいらしい。泪と鼻水でグチョグチョになっても可愛い。

お互いを受け入れている芽郁菜緒が演じてこそのシイノとマリコ。
シイノとマリコ(遺骨)のロマンシス·ロードムービーで喪失と再生の物語。
伝えきれなかった想いを抱えて、向かう先はいつかの約束の…。

映像化で作品の解像度が上がって、不器用な二人の世界の切なさとやりきれなさ、マリコを失った喪失感と疾走感がグングンと迫ってくる。
屋上花火とお弁当のシーン良かった。
でも、最後には前向きにさせてくれて、喪失感を埋めてくれる。"ありのまま"を受け入れてくれる大切な存在を失くして"自分"を受け入れられることができるようになる。
おばあちゃんになっても二人は一緒にいるだろう…。

キーパーソンのマキオを演じる窪田くんの作品を支える職人芸(ご本人が言っているので)は更に磨きがかかってた。
シイちゃん、またマキオに会いに行って欲しいなぁ。
85分とコンパクトでも、足りないものはない。
やっぱり『食』は大事。
美味しいものを食べて、明日も頑張ろう。
大丈夫。
tomomo

tomomo