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マイ・ブロークン・マリコのkomagire23のネタバレレビュー・内容・結末

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

(ネタバレですので鑑賞後にお読み下さい)

良い作品だとは思われたのですが‥

シイノトモヨ(永野芽郁さん)の演技も意外性があって、イカガワマリコ(奈緒さん)との関係性も感じが出ていて良い作品だなとは思われました。

ただ、シイノトモヨのモノローグ的な直線的な話で、他との展開するドラマ性に欠けいてて、邦画の広いマイナスポイントである内向した単調さが自分は評価できない点だなとは正直思われました。

しかし、だからといってダメな映画だとも思われませんでした。

個人的には邦画の内向した単調さは脱する時期だと思われています。
日本の映画(邦画)は、リアリティの乏しい大掛かりな作品か、リアリティはあっても内向して単調な作品かの両極端に分かれているように感じています。

大掛かりでもリアリティの深さにこだわるか、小さな話でもリアリティありつつちゃんと展開や観客を満足させる構成も深める努力を惜しまないことが、韓国などに差をつけられた日本映画界がやらなければならないことではと、この映画も含めて僭越ながら思われました。
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