役者と演出が違っていれば、もっともっと楽しめたかも。この設定で面白くできないわけないもん。「細かいことはいいんだよ！」ってなる映画はたくさんある上であえて突っ込むと、夜行バスでカーテン開けるな、広告ポスターもあるくらいのまりがさき人少なすぎるだろ、こんな顔面アザだらけならさすがに通報される、何故主人公はそんなにマリコに執着する？、引ったくりこんな山の中におるんかい、、などなど。もう少しトモヨにバックグラウンドが描かれていたらねぇ。描かれていなくても、演技でどうにもなっちゃうことなんだけど、その技量は感じられなかった。
原作だと違和感ない話し方、佇まいも、実写になると寒くなる。それはトモヨもマリコも。
虐待されている子って、これが普通になるからなかなか本音で話せたいとよく聞く。の割には弱さを見せすぎているのは違和感。これがマリコがもっと強く、トモヨの方が依存性が高いなら、映画としてなんとかなったかも知れない…まあいずれも役者の技量があれば解決する話ではあるので…好きなんですけどね、永野芽郁ちゃんと奈緒ちゃんは。
