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マイ・ブロークン・マリコのKASSAのレビュー・感想・評価

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)
2.0
もし自分が主人公の立場ならと置き換えて観ていたが、最後まで見放さずに傍に居られただろうかと自問自答しながらの1時間半。『めんどくせえ女だって思ってたよ』といいつつも傍に居続ける強さ、自分自身も家庭環境に不満を抱えているかもしれない描写、(未成年喫煙や言葉遣い)それでもまりこを守り続けるのは相当しんどかったと思う。逆にまりこはしいちゃんしか居ないといいつつ彼氏を複数作り、彼氏が出来ればしいちゃんに連絡をしなくなるというのはあまりにも酷いではないかと思ったが誰かに必要とされたいという承認欲求が欠けているからなのかもしれない。

現実にも虐待に苦しむ子どもたちがいるが、今の時代、なんとでも逃げ道はある。心の支えの友人の家族に助けてもらうや公的機関に助けを求める、色んな逃げ道を作った上で自ら命を絶つという選択肢も持つことは仕方の無い事だと思うが、自分の為に、誰かの為にそして誰かの為にが回り回って自分の為になる日が絶対に訪れるから一瞬の幸せや安心できる場所を1秒ずつでも増やして言って欲しいと思った作品でした。

ps.永野芽郁さんはいい子なのか怒り慣れてない感じのセリフの言い回しや声のトーンが聞きずらかった。もう少し闇を抱えてそうな女優さんで見てみたいと思った。

芳根京子さんや門脇麦さんとか、、、
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