都

ボーイズ・ライフの都のレビュー・感想・評価

ボーイズ・ライフ(1993年製作の映画)
3.8
家族内奴隷
よそ者が閉鎖的空間に入っていった時にそこに同化させようと必死になる
黒い斑点のひよこ
ドワイトが言う豹
暴力的である、力で抑圧するという弱さ
更生という名の同化、洗脳
生活力(金を稼ぐ能力)がないということがどれほどグロテスクか
ドワイトに従属することでしか生きていけないキャロラインの無力さ、それをトビーに強いる苦しさ
(特にこの頃の)子供、女性というものの生きにくさ
自伝でありながら、自伝であるからこそアメリカ社会の問題が浮き彫りになっている作品
しかし文学的要素も散りばめられていてそこに力量が見える
都