エッセイの中に入り込んだようにとても自然で、家族一人一人の心情が丁寧に描かれたまた違ったフランス映画という所感。
母はいつしか母でなくなったり(いい意味で)、家族は個人になったり、血が繋がっていなくても家族同然だったり、いろんなことが許容される世の中になって欲しいなと思います。
一方で、契約やコミュニティにあぐらをかくべからずで、いつなんどきもその人と誠実に向き合わないといけないですよね。
私の知り合いが、娘さんをさん付けで呼ぶという話をしていたのだけど、それもつまりはそういうことで。
愛の伝え方次第で、その人の人生と性格とても変わる気がするから、日本にもbiseに変わる何かがあればいいのになと思います。
そのタッチの差で大きな亀裂になることもあるし、リカバリーできることもきっとあるだろうし。
私も二の足踏まず、想いを言葉にして伝えなきゃなと。とりあえず、連絡します。