レイラ

牛久のレイラのレビュー・感想・評価

牛久(2021年製作の映画)
4.0
見なければという使命感に駆られて珍しくすぐに映画館に向かってた。
結果、見て大正解だし見ないといけない作品だった。
無知の怖さを久しぶりに実感。
日本の難民制度について受け入れてないこと申請が受理されるのなんて本当に僅かな人だけっていうのは知ってたけど他のことなんて全く知らなかったし知ろうとしてなかったことが恥ずかしくて仕方ない。 
興味ない関係ないでは済まされない現実に可哀想とか酷いとか第三者目線で見るのではなく当事者として関心を持たなくてはいけないし、焦点を当てるべきところにカメラを向けてくれた監督さんには感謝と尊敬しかない。
法律とか規則とかそれ以上に大事なこと無視できないことが世の中にはたくさんある。
思うことは人それぞれだし色々あるけどとにかく多くの人に見てほしい!

暴行シーン、訴えるシーン本当にキツくて目を背けたくなるシーンもあるけど1番は電話のやりとりで、あんなに辛い状況なのにトーマス監督の幸せや健康を気遣う当たり前の優しさに私は何を見せられているのだろうと思った。
レイラ

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