輸入DVDで過去鑑賞済みだけども突然Filmarksに掲載されたのでレビュー！

(ダルデンヌ兄弟監督作品でお馴染みの)推し俳優ジェレミー・レニエ主演のナチス関連映画。
ユダヤ人という理由じゃなくて同性愛者だからという理由(と言うかバカ兄貴が元凶)で強制収容所に送られてしまったジェレミーと、なんとか彼を助けようとする旧友のユダヤ人女子とジェレミーのボーイフレンドが辿る悲惨な人生を描いた超ヘビーな物語。

(予告編↓)
https://youtu.be/ZU4dKBDSuEQ

ナチスや収容所ドイツ兵の極悪非道っぷり以上に兄貴のクズさが印象に残る胸糞話なんだけども……若かりし頃のジェレミーが相変わらず身体を張りながらムチャな役どころをしれっと演じているのが清々しい限り。

(「ドイツ人将校の愛人疑惑で逮捕されるジェレミー」の流れはオゾン監督作『クリミナル・ラヴァーズ』を思い出しちゃうよね…)

https://youtu.be/MzpHkgy6Qxg

• #ジェレミー・レニエってマックス・フーバッヒャーとヴィンツェンツ・キーファーを混ぜたような感じ。幼馴染みのユダヤ人を匿う主人公がダンディーな彼氏と川でイチャイチャするのがベタなのとオープン過ぎて噴く。二人の男と女。三人は複雑な関係だけど友人として同じ時間を過ごす。
• #真面目で正義感が強く優しい青年がある出来事をきっかけに戦争の渦に巻き込まれる。ピンクトライアングルがテーマになってるのは「ベント／堕ちた饗宴」と、この映画だけ？ゲイというだけで人間の尊厳や生命すら簡単に奪われる。幼稚で軽率な○の言動には終始イライラ、モヤモヤさせられた。

本当に昔に見たからあんまり覚えてないけど、たしか良かった記憶はある。