青と黒

PLAN 75の青と黒のレビュー・感想・評価

PLAN 75(2022年製作の映画)
4.0
初日の朝から鑑賞。まずPLAN75のロゴやのぼり、パンフレットにCMがいかにもありそうな感じ。細かい設定まで行き届いていて10万円と言う絶妙な金額はリアルそのもの。まるで本当にあるシステムのように自然に描かれていた。想像ではなくちゃんと取材したんだろうな。そしてこの制度も悪くないんじゃないかと本気で感じてしまった。
4人の視点で描かれている。主人公のミチに関してはそのプランを選ぶ過程がわかる丁寧な作り。しかし岡部、成宮、マリアに関しては少し浅い気がした。限られた時間ではしょうがないかな。
役者はみんなうまいけれど特にたかおさんが印象に残った。
最後に物語が大きく動き一気にフィクション感が増す。それで何か解決したわけでもないので個人的には淡々と終わって欲しかった。
あとぼやけた映像を多用していたけれどちょっと苦手だった。メガネを外して見ている様に感じてしまって。
アジア系女性に言う今よりいい仕事と聞いてすぐに風俗を思い浮かべてしまったゲスさを反省したい
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