ことのは

PLAN 75のことのはのレビュー・感想・評価

PLAN 75(2022年製作の映画)
2.5
【それは、75歳から自らの生死を選択できる制度】

75歳で生死を決めれる『PLAN75』が、国会で認められた世界のお話。

カンヌで特別表彰を受けた作品という事で、仕事帰りにイオンシネマで鑑賞(イオンシネマでかかる映画ぽくない)。
気のせいか、客層が割に高齢な感じがした。

暗い…。
主演の倍賞千恵子さんがおそらく実年齢と近い役をリアルに演じられ、高齢の女性が1人で公団(団地)に住み、ホテルの清掃のパートを卒業(クビ)して、夜中の工事現場のガードマンをして、パートの仲間の女性が孤独死して、生きる希望を失い『PLAN75』に参加することを決める。
とにかく暗い。
何で観ちゃったかなというくらい、居た堪れず、最後のシーンも希望には感じれず、ちょっとしんどい映画だった。

歳をとる事が怖くなるような、そして自分の母親を考えてしまうような、リアル過ぎてしんどい映画だった。

そう考えると、そんなに得意じゃないけど是枝監督は、きっちり映画を通して希望を感じさせてくれるなと。
久しぶりに『万引き家族』観て、来週末の『ベイビー・ブローカー』は劇場で観よう。
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