流れるピアノの音色
焦点がボケた 油絵のような opening
しかし そのボヤけに 映像に暖かみがかる
タイトルの軽薄な印象を
ここで
吹き飛ばす
☘️
一方 この作品のフォーマットは
増え続けた老人が
財政を圧迫
しわがしわ寄せになり
しわわせでない世の中
🟢
監督もこの作品
自分の作品に手を貸さない
★78のミチの昔の再婚時代の
輝かしい美しいショット
★市役所 ヒロム
少年ヒロムとオジサンの
心温まるメモリー
★フィリピンから来日した
介護職のマリア
幼い娘のいる 国での
母としての家族の日常
☕
─── これらをバッサリ
シャットアウト ───
観客が 頭の中で
想像するしかない
その自由の余白は 後になって
ありがたいキモチと変わる
かも ── (笑)
🦆
敢えて感動させる要因を 排除
作品も 観客も 甘えさせない
ソリッド路線
描くのは
今の現実
🔵
横断歩道をトボトボ歩き
団地へ向かう
ネギとタマゴ 🥚を
冷蔵庫にしまう
惣菜用のプラステックを
ていねいに洗い ていねいに拭く
足の爪を切る 倍賞千恵子
★
いつも 働いているマリア
マリア「 はい お茶をどうぞ
足 抜きますね 」
─── 外国なまりの 本物のマリア様♥️
🟢
映像の reality
子供が母親の背中をみるよーな
距離感
娘も孫も会いに来ない友人
誰も握ってくれない
しわしわな手は
握ってくれるのを
待ち続けている
今も ───
その手を しわしわな手が 握る
「 明日の朝のことですが
家を出る時に
鍵を閉めないで出てください
後ほど
担当者の者が ご自宅へ伺って
最終確認を行います 」
誰にでも いつか おこる
🟢☘️
豊かな今は 過去の人達が汗水たらして
自分を育てながら 築きあげたもの
尊敬と感謝しかない
だから
下をみて 道を歩かないで ♥️
【 ついか 】
なんか 気になっちゃった
「 楢山節考 」 70
ミッドサマー 72
───── やっぱ 調べなきゃ よかった
