映画の発想は相模原高齢者施設の大量殺人事件だろう。
社会のお荷物にならないようにご理解をして頂きたい。支度金10万円も支給します。火葬も集団で一緒に行いますので寂しくないですよ。
75歳になったら自分で死を選べそれを支援する「プラン75」。
その推進のために冬の街頭で暖かい汁物をお年寄りに配って制度を推進させる仕事をする市の職員岡部。
人生最後の大事な相談だけど、相談時間は30分。
活動スタイルが今のマイナンバーの推進活動と同じってのが妙にリアル。
ホテルの清掃員をする倍賞千恵子も職場を追われ、次の仕事も見つからず、意地で生活保護も断ってしまい、やがて行き詰まってしまう。
夜の街頭の交通整理をする倍賞千恵子の後姿には涙が溢れる。
同じ職場を追われた友達は嬉々としてプラン75に応募して高級ホテルで高級料理を食べたいと割り切ってる。
ところがその前に孤独死を迎えてしまう。
いや〜よくできてる。
希望のない話で終始ドヨーンと滅入るくらい重苦しい。
さて昭和の日本の妹倍賞千恵子はどうなる？
彼女は流石に素晴らしい演技だったよ。
