PLAN 75のqpdcinemaのネタバレレビュー・内容・結末

高齢者施設、猟銃、殺人。冒頭から重い。
少子高齢化、安楽死・尊厳死、年金制度と多くの問題を抱える現代、プラン75のような制度も将来的にありえないものではなくなるのだろうか。

そして倍賞千恵子が母親に重なり過ぎて、さらに感情移入してしまう。
高齢を理由に解雇、新しい職はなかなかみつからない、住むところも追い出されそう、新しい賃貸の契約もままならない、身寄りはいない。
でも体はいたって健康で生活保護には抵抗がある。
そんな状況でこんな制度がありますよ、強制ではないですよ、プラン75、ぽんっ。えぐい。
選べば死、選ばなくても生きることが本当に難しい世の中。
マイルドに選ばされている？のかもしれないし、選ばざるを得ないのかもしれない。

若い世代の市役所職員、コールセンター 、介護・ケア施設職員などの葛藤もリアルでささった。