ふてい

チャチャ・リアル・スムースのふていのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

 クーパー・レイフに惹かれてゆく過程のダコタ・ジョンソンの演技がすごく良かった。対するクーパー・レイフもユーモアに溢れたキャラクターを魅力的に演じており、年上の女性に好かれる展開が無理なく入ってくる上で、子どもっぽさも伝わってくる見事な塩梅。
 ダコタとクーパーが心を通わせていく前半はとにかくロマンティックで、細かい展開の一つ一つが印象的。後半になりダコタの婚約者が登場すると、2人の関係にスリリングが増し、別れのシーンでは切なさで胸が締めつけられた。ダコタの考え方に筋が通っているのもまた良い。
 ダコタ・ジョンソンは自閉症の娘を持つ母を演じており、この娘がダコタとクーパーを繋ぐ役割を持つのだが、その扱い方に嫌味や道具的な気配がなく、魅力的で好感が持てた。というか、主人公の家族、弟の友達など皆かわいい。
ふてい

ふてい